お互い、いつもくっついて過ごして、
その中で全く違うことを考え、択んで、
そしてまた、今になっていくつかの共有するものを得た。
あっという間の20年。
あの引越しの日、遠巻きに小さくなっていたワタシを
"おいでおいで"してくれた彼女と彼女の家族。
今でも思い出せるんだよ。
多分、他人として付き合った人たちの中で、
ワタシの初期人格形成に大事な影響を与えてくれた
かけがえのない存在。
私たちが、こんな風に都会の人ごみの中で待ち合わせて、
人生や、好きな人の話や、昔のことを真剣に話してるなんてね。
空が真っ暗になるまでどろんこになって遊ぶ楽しさを教えてくれたのは、黒いコートにスキニーを合わせて、髪をキレイにパーマかけて、いっちょまえにお化粧して、女のひとになった彼女なのです。